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技術協力(サーバ構築):大石桂誉
東京都文京区/ぐるっこのいえ/2012.07
展示会場でもあり、展示期間中も住人である女性三人が生活を営む「ぐるっこ展」の会場「ぐるっこのいえ」は、
シェアハウスとも、イベントスペースとも呼ばれるが、実際は、一軒家でもないし、住所は非公開で全くの他人が突然訪れることもできないし、定義されると同時に、その言葉と実際とはズレが生じる。
ぐるっこのいえにかぎらず、私たちは言葉によって様々な事柄を説明、定義していく。しかしそれらと、示そうとした事物の間には、しばしば常に隙間や空間があって、そのものではない。無意識的ではあるが、なんらかの作用
によって同時並行的に存在するイメージをかたちづくられている。言葉もまた空間、ある事物を生成している。
。
このことによって、噂がつくるイメージから言葉そのものを生々しく手触りのある状態で、それぞれの文脈から意味が浮遊する状態で提示できないかと試みた。
そうすることで、なにが私達の先入観やイメージを形作っているのかを意識化できる空間を制作したかった。
「女性」3人が暮らすこの「ぐるっこのいえ」や、ぐるっこのいえの出たり入ったりする人がつくる揺れ動きながら相互的に作られる定義のズレを
「家を維持する(housekeeping)」という言葉と重ねあわせて作品とした。